年末調整のお話

毎年この時期になると「年末調整の季節があぁ!」といったお話をよくお聞きします。

年に1回の事務ですので、毎年行っている割には覚えられない・・・

かくわたしもサラリーマン時代に毎年庶務担当者(概ねお局様が担当だったりする)に

「毎年の事だからいい加減覚えてください!」と怒られたこともあります(笑)

こっちとしては年1回しか行わないから忘れてしまうのだよ、と言いたいとこをグッと抑えたこともあります

 

今年は定額減税が絡んでくるためいつもより注意が必要になるかと思いますので幾つか挙げます。

 

1 従業員に給与以外で所得があるかを確認する

不動産所得等の他に昨今副業収入が多い方もいらっしゃるため、それらを合算した金額が

1,805万円を上回る(給与収入のみの場合は2,000万円を超える)場合、年末調整時の定額減税は

対象外になるためです。

ただし上記のように定額減税の対象外となる場合も、月次計算では一旦対象者として計算します。

しかし定額減税そのものが対象外であるため、月次減税をしたのちの年末調整もしくは確定申告にて

再調整を行います。

 

2 新しく従業員が加わる場合は入社日を確認する

新入社員の月次減税ができるかどうかは入社日によって判断されます。

ちなみに令和6年6月1日時点で在籍している従業員が月次減税の対象になるため、6月2日以降入社の従業員については

6月分の給与支払いが発生したとしても月次減税の対象にはなりません。

この場合は月次減税ではなく、年調減税を適用して対応するようにしましょう。年末調整時に「扶養控除等申告書」や

「配偶者控除等申告書」を提出してもらい定額減税額を計算します。

 

ちなみに定額減税は

月額減税・・・毎月処理するもの

年調減税・・・年末調整時に処理するもの

です

 

詳しいことは最寄りの税務署又は税理士さんに確認していただくようお願いします

 

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